−琉球CORAZON−石田 孝一 ハンドボール&沖縄ライフ

堅守速攻　最後に本領



沖縄タイムスの記事

【ハンド日本L】
ハンドボール日本リーグは26日、各地で男女3試合を行い、男子は6位の琉球コラソンは、沖縄市体育館で、7位の北陸電力と対戦し27-20で、地元での今季初勝利を挙げ、6位が確定した。昨季は7位で、順位を一つ上げた。コラソンは、開始48秒で水野裕紀が先制点を挙げると、6分までに一気に7点を奪う好調な滑り出し。しかし、失速して追い上げられ10-7で折り返した。悪い流れを絶てないままの後半、相手に先制を許し、一時は同点に追い付かれた。しかし、コラソンはGK石田孝一の再三の好セーブなどでピンチを乗り切りながら勢いを取り戻すと、堅い守りからの速攻で、得点を重ね、27-20で今季最終戦を飾った。女子は、広島メイプルレッズがソニーセミコンダクタ九州を29-22で下して9勝2分け4敗で3位を確定し、プレーオフ進出を決めた。1位の北国銀行と2位ソニーセミコンダクタ九州は、既にプレーオフ行きを決定している。



コラソン有終6位

地元の今季最終戦を大差で飾った琉球コラソン。水野裕紀は「やっと勝てた。内容には必ずしも満足できないが、うれしい」と笑顔を見せた。チームと1000人近く入った会場の応援が一体となり、昨季より成績を一つ上げ、6位でシーズンを終えた。この日の試合は、これまでにない最高の滑り出しだった。水野のカットインシュートで先制すると、速攻や相手パスミスを見逃さぬ積極的な攻めなどで、一気に7点を積み上げた。しかし、シュートミスから勢いが止まる「チームの悪いくせ」で追い上げられ、10-7で前半を終えた。後半も流れを修正できないまま一時は同点とされた。しかし、GK石田孝一の再三の好セーブもあって中盤から勢いを盛り返し、兼浜義人と高田匠の連携や村山裕次の速攻などで鮮やかなプレーで勝利を決めた。東長濱秀吉監督は「リズムに乗れた。これだけ点差がつくとは思わなかった。来季につながる。昨年、一昨年より確実に力はついている」と安堵感を漂わせた。ディフェンスに工夫を重ね、上位チームと戦える手応えをつかんだのが収穫だ。水野は、来季に向けて「体格が小さい分、運動量がないと戦えない。走れてけがをしない体をつくらなくては」と、基礎から鍛え直す覚悟で、気持ちを引き締めていた。




石田、再三の好守



再三の好セーブで相手の攻撃をしのぎ、勝利に貢献したコラソンのGK石田孝一。「我慢して抑えれば、いつかチームが攻めてくれると信じていた」と、勝利を喜んだ。速攻が持ち味のコラソンにとって、GKはいわば要。味方の攻撃がかみ合わない、嫌な時間も後ろから見続けてきたが「自分が0点で抑えれば、負けはない」と、ゴールを守ってきた。「今季は良い状態を維持して、乗り切れた」とシーズンを通して役割を果たした満足感も漂わせた。また、もう一人のGK内田武志は、リーグ個人ランキングの7メートル阻止率で暫定2位。最終戦では3本中2本を止めた。勝利を喜びながら「まだまだ石田さんにかなわない。もっと、上を目指したい」と話した。



1000人が来場応援に感謝
GM水野裕矢

昨年12月にアキレスけんを切ってから、GMに専念してきた元主将の水野裕矢。それをきっかけに、試合運営に工夫を加え最終戦も1000人近くの観客を集め、盛り上げに成功。会場に響き渡る応援は、確実に選手の力になった。終了後のあいさつでは、勝利に涙をにじませ応援に感謝し、ファンを「ファミリア(家族)」と命名、今後の応援を呼びかけた。チームは、戦力も運営も発展途上。けがが回復すれば、プレーヤーに戻る予定だ。「確実にステップアップしている。次はプレーオフ進出も見える。ファミリアの心をつかんで、一緒に上を目指したい」。GMとして、選手として意気込んだ。




カラーで取り上げてもらえて嬉しいかぎりですね




PS.僕の写真だいたい不細工ですね(笑)





琉球コラソン
№22 ko-ichi